ハードウェアに関しては、イメージング測色器の実際の性能は、使用されるCCDおよびカラーフィルタの特定のタイプに非常に依存している。ほとんどの測色器は、以下の3種類のCCDのいずれかを使用して構成されている。フルフレームタイプ、インターレース送信タイプ、及び統合カラーフィルタを備えたインターレース送信タイプ。フルフレームCCDは、遮られない矩形光検出器アレイである。光がCCDに当たると、各画素に電子電荷が蓄積される。画素の各行を順番に読み出しレジスタに移動させることにより、カラム全体がクリアされるまで読み出しを行う。読出しサイクルの間、外部のシャッタは、像がぼけを避けるためにCCDに着くのを防ぐために使用されなければならない。
は、イメージング比色計の性能に大きな影響を及ぼす複数のCCD特性がある。その一つはダイナミックレンジであり、RMS暗ノイズ(光源を入力しないデバイスからの電荷量)によって分割された各画素の最大電荷容量(「最大井戸容量」)と定義される。画素サイズが増加すると、最大井戸容量は増加する。フルフレームCCDは通常大きな画素を有し、最大井戸容量は20万から70万個の範囲である。これにより、センサは14ビット(16354:1)または16ビット(65536:1)のダイナミックレンジを提供することができる。これに対し、インターレース送信CCDの代表的な最大容量範囲は通常10万〜20000チャージであるので、ダイナミックレンジは12ビット(4096:1)以下に制限される。